そもそも退職金って何でしょう?
御社は、下記の、どのスタンスで、退職金を支払いますか?
@ 日頃の賃金が安いから、退職後に、その分を後払いする。(賃金後払い説)
A 永年勤務してきた従業員の老後の生活を補償してあげたい(老後保証説)
B 過去の勤務に対する功労に対し、支払いたい。(功労恩賞説)
Aをとるなら、御社の退職金制度は、日本版401K(確定拠出年金)が合っているのかもしれません。ただ、支給事由が「老齢」ですから、従業員の定年退職前の自己都合退職時には、退職金を支給できないことになります。
一方、Bの過去の功労に報いる立場をとれば、従業員が退職する際の手切れ金としても上手に使えます。「円満退社」もあれば、「訳アリ退職」もあります。中小企業の退職一時金制度は、いわば、この「訳アリ退職」のときの手切れ金として、伝家の宝刀を残しておくべきです。
すでに退職金制度を導入している会社は、退職金制度を一方的に廃止することは不利益変更に該当し、事実上、廃止は困難です。
だからこそ、中途退職者の退職金を減額したり、ライバル他社に転職した従業員の退職金減額を可能にする、いわば、経営者の意思を反映させることができるような、退職金制度の構築が望まれます。
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